運動能力測定

2011.10.12 Wed

運動能力測定が始まりました。

おととい文部科学省が、平成22年度の国民の体力・運動能力調査の結果を発表し、合わせて「生涯にわたって、健康を維持し、積極的な学習活動や社会的な活動に取り組み、豊かな人生を送るためには、幼児期に望ましい生活習慣や運動習慣を身につけ、体力を培うことが重要であり、そのためには、幼児期における体を動かす機会や環境を充実させていくことが不可欠である。」との報告をしました。

岩田学園では約40年前から、幼児期の運動能力の発達を重要視し、独自に測定を行っています。2008年には、運動能力発達診断システムFIT(フィット)を開発し、全国の幼稚園・保育園に向けてサイトを公開しています。毎年、約3000名の園児のデータがこのFITに蓄積され、全国区での幼児の発達の実態をとらえ、環境問題や時代に即した幼児教育の在り方を探る一つの根拠として活用しています。

全園児を対象に、25m走(走力)、ボール投げ(協応性)、棒状片足立ち(平衡性)、長座体前屈(柔軟性)、体支持持続(持久力)、立ち幅跳び(瞬発力)、握力(筋力)の7つの力を測定します。園内では、この測定の結果から、子どもたちの遊びの傾向や、ひとりひとりの園児に適した遊びを分析し、日常保育に生かしています。保護者の方にもお知らせし、園と家庭が協力して、子どもたちの健康でたくましい成長を力強く支えています。