レッジョ・エミリア

2011.8.22 Mon

夏休み中、先生たちは勉強しています。もちろんリラックスして、視野や見聞を広め、心身ともにパワーアップして、子どもたちよりも一足先に幼稚園に戻っています。今日は各自の研究発表をしました。この夏、全員のキーワードとなったのは「レッジョ・エミリア」です。北イタリアのレッジョ・エミリア市という小さな街の教育が、世界で注目されています。私たちもこれまでに関心をもっていましたが、この夏、東京でこのレッジョ・エミリアに関する展覧会が開かれ、岩田学園の全職員で見に行きました。レッジョ・エミリアについて日本で紹介されるのは、10年ぶり2度目で、ビデオなどを通して実際の様子を見られる貴重な機会でした。本当にすばらしい教育です。そして岩田学園の教師たちにとっては共感するところの大変多い教育です。パネルに書かれている教育哲学は、岩田学園のものとまったく同じ。子どもが主体、子どもの気づきを大切にする、適期をとらえる、プロセスを大切にする…。子どもたちの遊び方、教師のかかわり方、そのほかにも同じところがたくさんありました。イタリアの教育と、私たちの教育が、知れば知るほど同じであることに驚き、誇りに思い、また普段の保育をふりかえる良い機会となりました。学ぶところやヒントもたくさんあり、2学期からの保育にもさっそく生かしていきます。日本の「レッジョ・エミリア」がここにあります。世界最高水準の教育をめざして、2学期がまもなく始まります。