やかん

2014.3.5 Wed

年中さんのある子が、やかんを職員室に返しに来てくれました。持ち手がぶつかって手前に出っ張っています。これでよしとする子もいるし、先生に助けを求める子もいますが、その子はちょっと考えました。

押してダメなら引いてみよう。ちょっと手前に戻して、すとんと持ち手を倒し、すっと奥へ押しました。理事長が「やるなぁ、君。」と感心した瞬間でした。幼児は、生活の中のちょっとした試行錯誤の体験を重ねて、人生をよりよく生きていくための知恵を獲得しています。